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公認会計士になるならUSCPAとMBAのどちらを取得するべき?

MBAとUSCPAのメリット

MBAのメリット

MBAプログラムは、マーケティング、経営戦略、会計などビジネスに関する広範囲の知識を身につけることができるというメリットがあります。さまざまな業界で働く現役のビジネスパーソンとともに学ぶため、将来につながる人脈を構築できるのもメリットと言えるでしょう。MBA取得後は、給与アップや昇進、別会社に転職や起業といったキャリアアップも期待できます。

USCPAのメリット

USCPA(米国公認会計士)は監査の仕事に就くことができる国家資格で、英語の会計実務が可能となるため、国際的な職場で活躍できる機会が増えるというメリットがあります。

USCPAを取得すると、日本国内に拠点を置くアメリカ企業の監査を担当したり、アメリカで働くチャンスも増えるでしょう。USCPA取得までの学びを通じてITやファイナンスに関する知識も深まるため、給与アップやキャリアアップの機会が広がり、転職市場でも有利になります。

MBAとUSCPAの費用

MBAの費用

MBA取得にかかる費用は、2年間で150〜400万円(国内の大学院)、800〜1,500万円(海外の大学院)が目安です。海外の大学院で学ぶ場合は生活費の負担があるため、費用がより多くかかります。
国内の大学院で学ぶ場合は、多くの場合、仕事を続けながら夜間や週末に学ぶというスタイルが可能です。

USCPAの費用

USCPA取得にかかる費用は、合計で70〜150万円程度です。為替レートによって日本円の金額は変動しますが、受験料や会場使用料だけで2,500ドル程度、そのほか、受験に向けて予備校などで学習する際に40~100万円程度かかります。
もし、不合格になった科目があり再受験する場合は、再度受験料や会場使用料を支払わなくてはなりません。

MBAとUSCPAの難易度

MBAの難易度

大学院によってMBAの合格率は異なりますが、平均して10%程度と言われています。そして入学後には、授業を理解し試験やプレゼンテーション、論文執筆などをこなしていかなくては卒業できないため、難易度は高いとされています。

USCPAの難易度

日本在住者のUSCPA合格率は40%程度です。試験を受験するためには定められた講義を受講しなくてはなりませんが、取得までにかかる時間や科目数はMBAと比べると少ないため、MBAよりも難易度は低いと言われています。

しかし、試験が英語で行われることや1科目合格後、30カ月以内に残り3科目全てに合格しなくてはならないという期限がある点を考えると、合格率だけを見て難易度が低いと言い切るのは危険でしょう。

MBAとUSCPAの取得に必要な勉強時間

MBAの勉強時間

MBAを取得する場合、日本と海外のどちらの大学院に入学するかによっても勉強時間が変わってきます。入学前の準備期間として、国内であれば400時間程度、海外であれば英語力にもよりますが600〜1,000時間程度必要です。

入学してから卒業までに2年程度かかるケースが多いため、追加で1,000時間程度の勉強時間が必要でしょう。合計すると1,400〜2,400時間程度となりますが、入学するプログラムや個人の英語力によっても異なります。

USCPAの勉強時間

USCPAは、個人差はありますが1,000〜1,500時間程度の勉強で資格取得が可能だと言われています。
試験は英語で行われているため、専門知識の有無だけではなく、英語力の違いによっても必要な勉強時間は異なってくるでしょう。また、独学で学ぶよりも、予備校に通うなどして試験対策カリキュラムに沿って学ぶほうが、勉強時間を短縮できる可能性が高まります。

MBAとUSCPAを取得する流れ

MBAの取得方法

大学院で開講されるプログラムに在籍し、所定の単位を取得することでMBAの学位を取得できます。夜間や週末などに通学形式で学ぶのが一般的ですが、海外の大学院のなかにはオンラインMBAプログラムを提供している学校もあります。
費用や時間などの面で海外で学ぶのが難しい場合は、オンラインプログラムであれば、日本国内からの受講が可能です。

USCPAの取得方法

USCPAを取得するためには、アメリカの希望する州の試験を東京もしくは大阪の試験会場で受験し、合格する必要があります。
受験にあたっては、大学卒業以上の学歴が必要で、会計やビジネスなど定められた分野の単位取得が必要です。また、会計事務所や政府系機関などで1年以上(2,000時間以上)の実務経験も必要となります。

MBAとUSCPAどちらを取得すべき?

MBAが向いている人

将来独立して経営者になりたい、あるいは管理職としてキャリアアップしたいと考えている場合は、MBA取得が向いています。また、公認会計士としての経験を活かし、別業種に転職したい場合も、経営に関する幅広い知識を身につけられるMBAがオススメです。

MBAプログラムには、すでに経営者や管理職として活躍している人はもちろん、これから起業しようと考えている人など、将来に向けて似たような目的を持ったメンバーが集まります。

そのため、人脈構築の場としても適しており、公認会計士の職務にとどまらず幅広く仕事をしていきたいと考えている人にとっては、MBAが向いていると言えるのではないでしょうか。

USCPAが向いている人

将来的に米国企業の監査業務を行いたいと考えている人には、USCPAが向いています。USCPAの資格を活かして、アメリカで活躍するだけではなく、日本国内に拠点を置いているアメリカ企業向けの業務を担当できるでしょう。

公認会計士としてキャリアを高めたい、あるいはアメリカの税制についてより深く専門知識を身につけたいと考えているのであれば、会計や監査業界で評価の高いUSCPAを取得し、業務の幅を広げていくことをオススメします。

【目的別】
オンラインでMBA取得できるビジネススクール3選

ビジネススクールを選ぶには、取得するためにご自身が何を重視しているかを考えて選択することが大切です。オンラインでMBAを取得できるスクールは多数あります。ここでは、その中からおすすめの3校をご紹介します。

グローバル活躍・転職
を目指すなら
【マサチューセッツ大学
MBAプログラム】
アビタス
アビタス公式HPのキャプチャ
引用元:アビタス公式HP
(https://www.abitus.co.jp/mba/)
国際認証の米国MBAを
完全オンラインで取得可能

アビタスは、米国マサチューセッツ大学のMBAプログラムを提供・支援しているスクールです。基礎課程は日本人講師が日本語中心に講義を行い、上級課程でも日本語のサポートテキストがあるため、英語力に不安がある方でも安心です。

現地ネットワーキング
にこだわるなら
【BOND-BBT MBA】 BOND大学
ボンド大学公式HPのキャプチャ
引用元:ボンド大学公式HP
(https://bondmba.bbt757.com/)
海外での経験を積むことが
できるオンライン受講

ボンド大学は、オーストラリアの国際認証MBAプログラムを学べるスクールです。著名コンサルタントがプログラムを提供しています。但し、オンラインだけで完結はせず、何度か現地のビジネススクールへ通学する必要があります。

国内ビジネススキル
を高めたいなら
【MBAプログラム】 グロービス経営大学院
グロービス経営大学院公式HPのキャプチャ
引用元:グロービス経営大学院公式HP
(https://mba.globis.ac.jp/)
スピード感をもって時代の
変化に応じた知識を学べる

グロービス経営大学院は、国内で多くのMBA実績を持っているスクールで、様々な業界のビジネスパーソンに選ばれています。講義の受け方は、オンラインと通学から選択できるため、ライフスタイルに合わせてMBA取得を目指せます。

〔3選の選定基準〕
  「MBA取得 オンライン」で2022年11月16日にGoogle検索して表示されたビジネススクール・大学・大学院で、「オンライン受講が可能」「卒業生のインタビューを掲載している」という条件をクリアした9校より、さらに下記条件を満たす3校を選出しました。
・アビタス、ボンド大学...国際認証を取得している全て(2件)のビジネススクール・大学。
・グロービス経営大学院...日本独自のMBA学位が取得できる4件のうち、卒業生のインタビュー掲載数が一番多い大学院。
(2022年11月16日現在)