MBAのトリプルクラウンとは、AACSB、AMBA、EQUISの3つの機関すべてから国際認証を受けているビジネススクールを指します。
トリプルクラウンに該当するビジネススクールは、世界にある約15000校のうちわずか1%しかなく、MBAプログラムの品質がとても高いと言えるでしょう。
AACSB (The Association to Advance Collegiate Schools of Business)は、1916年にアメリカのビジネススクールが中心となって設立された国際認証機関です。
15個の基準をクリアした大学のみが認証され、5年毎に認証継続のための審査を受ける必要があります。
日本では、2023年現在、慶應義塾大学、名古屋商科大学、立命館アジア太平洋大学、国際大学、早稲田大学、一橋大学の6校がAACSBの認証を受けています。
AMBA (The Association of MBA )は、1967年にイギリスのロンドンで設立された国際認証機関です。
世界中のビジネススクールのうち、約2%がAMBAの認証を受けていますが、日本では2009年に名古屋商科大学が認証を受け、その後立命館アジア太平洋大学、中央大学、同志社大学が認証されました。
EQUIS(The European Quality Improvement System)は、ベルギーのブリュッセルに本部を置く国際認証機関です。
90以上の基準を満たした教育機関のみが認証を受けられ、主にヨーロッパ諸国のビジネススクールが認証を受けています。
日本では、2023年現在、名古屋商科大学、早稲田大学、京都大学の3大学がEQUISの認証を受けています。以前は慶應義塾大学も認証を受けていましたが、審査基準に満たず、認証継続が停止となりました。
MBAプログラムを選ぶ際には、トリプルクラウンであるかどうかにはこだわらず、AACSB、AMBA、EQUIのいずれかの国際認証を受けている学校を選ぶと良いでしょう。
国際認証は、あくまでもビジネススクール選びの判断材料のひとつです。トリプルクラウンでなくても、優れた授業内容を提供しているプログラムも多くあります。
MBAを取得後どのように働いていきたいのか、MBAで何を学びたいのかを考えて学校を選ぶようにしていきましょう。
ビジネススクールを選ぶには、取得するためにご自身が何を重視しているかを考えて選択することが大切です。オンラインでMBAを取得できるスクールは多数あります。ここでは、その中からおすすめの3校をご紹介します。
アビタスは、米国マサチューセッツ大学のMBAプログラムを提供・支援しているスクールです。基礎課程は日本人講師が日本語中心に講義を行い、上級課程でも日本語のサポートテキストがあるため、英語力に不安がある方でも安心です。
ボンド大学は、オーストラリアの国際認証MBAプログラムを学べるスクールです。著名コンサルタントがプログラムを提供しています。但し、オンラインだけで完結はせず、何度か現地のビジネススクールへ通学する必要があります。
グロービス経営大学院は、国内で多くのMBA実績を持っているスクールで、様々な業界のビジネスパーソンに選ばれています。講義の受け方は、オンラインと通学から選択できるため、ライフスタイルに合わせてMBA取得を目指せます。
〔3選の選定基準〕
「MBA取得 オンライン」で2022年11月16日にGoogle検索して表示されたビジネススクール・大学・大学院で、「オンライン受講が可能」「卒業生のインタビューを掲載している」という条件をクリアした9校より、さらに下記条件を満たす3校を選出しました。
・アビタス、ボンド大学...国際認証を取得している全て(2件)のビジネススクール・大学。
・グロービス経営大学院...日本独自のMBA学位が取得できる4件のうち、卒業生のインタビュー掲載数が一番多い大学院。
(2022年11月16日現在)