社会人のためのオンラインMBA取得Navi » オンラインでMBAを取得するための基礎知識 » 国内MBA・オンラインMBAの取得に利用できる奨学金はある?

国内MBA・オンラインMBAの取得に利用できる奨学金はある?

MBAの取得に興味があるけれど、高額な学費がネックになって進学をためらっている、あるいはできるだけ学費を抑えたい場合は、以下で解説する奨学金の利用を検討してみましょう。

オンラインでMBAを取得する際にも奨学金は利用できる?

「奨学金は通学のプログラムにしか適用されないのでは?」と思いがちですが、オンラインのMBAプログラムでも利用できる奨学金が複数あります。以下で、行政機関や大学が提供している奨学金について、詳しく解説していきます。

MBA取得に利用できる奨学金制度

日本学生支援機構の奨学金

日本学生支援機構(JASSO)の奨学金がMBA取得の際に利用可能です。給付型奨学金は高校卒業後2年以内が条件のため利用できませんが、貸与型奨学金は利用できます。

利子が不要な第一種と、最大3%の金利がかかる第二種がありますが、第一種の利用にあたっては収入制限が厳しいため、社会人の受講生は基本的に第二種となるケースが多いです。

各ビジネススクール(大学)独自の奨学金

SBI大学院大学

SBI大学院大学では、以下の制度を設けています。

入学金免除 1次募集で入学した場合、入学金を免除
学費減免 成績GPA3.2以上で以下の条件に該当する場合、次学期から学費の1/3にあたる20万円を減免
・入試成績850点以上、前年度所得426万円以下
・入試成績800点以上、余儀なく休業中
・入試成績800点以上、18歳未満の子を扶養中のひとり親
・外国籍で、前年度所得600万円以下

グロービス経営大学院

グロービス経営大学院では、以下の制度を設けています。

学びはじめ応援奨学金 単科入学金の23,000円を本科入学まで免除
条件:本科入学を予定している30歳以上、および学費を個人負担していること
教育訓練給付金制度 2年間で最大112万円の給付金を受けることが可能(内訳:1年目40万円、2年目40万円、修了後32万円)

慶応義塾大学大学院

慶応義塾大学では、以下の制度を設けています。

慶應義塾大学修学支援奨学金 急激な家計状況の変化や経済的な困窮のため、学費の支払いが困難な場合に平均30万円程度を支給。書類審査と作文、面接あり。
指定寄付奨学金 団体によって異なるが、1~10名に10万円~納付金相当額を支給。書類審査と作文、面接あり。
慶應義塾大学大学院奨学金 220名程度を対象に50~60万円を支給。書類審査あり。

ビジネス・ブレークスルー大学大学院(BBT大学院)

BBT大学院では、以下の制度を設けています。

学費減免制度 ・単位移行の際、1単位あたり8.4万円を減免(最大15単位)
・再入学および同大経営学部の卒業生、中退生は入学金31.5万円を免除
本科生奨学金制度 成績が上位5%以内の受講生(最大10名)に10万円を支給
教育訓練給付金制度 2年間で最大112万円の給付金を受けることが可能(内訳:1年目40万円、2年目40万円、修了後32万円)

明治大学ビジネススクール

明治大学では、以下の制度を設けています。

本科生奨学金制度 入試成績が優秀な者約15名に、年間の学費の半額相当となる65万円を支給(最大2年間)
教育訓練給付金制度 2年間で最大112万円の給付金を受けることが可能(内訳:1年目40万円、2年目40万円、修了後32万円)

奨学金制度を利用する際の注意点

締め切り日や申込要件を確認する

奨学金制度を利用する場合は、締め切り日と申込要件を必ず確認しましょう。大学によって、以下のどちらのシステムを採用しているかが異なります。

申請にあたっては、それぞれ収入や成績基準が定められています。BBT大学院のように、成績が上位5%以内の受講生は申請不要で奨学金が得られる場合もありますが、基本的には自分で申請することになります。必要な書類を準備する時間も考えて、早めの確認が大切です。

国内外どちらの大学が対象なのかを確認する

奨学金制度を検討する場合は、日本国内と海外のどちらの大学を対象としたものなのかを確認してください。

大学独自の奨学金制度であれば、その大学のMBAプログラムを希望する受講生向けになりますが、民間団体や地方公共団体などが提供している奨学金制度は、通常国内もしくは海外など対象範囲が限られていることが多いからです。

貸与型奨学金は利子があるのか確認する

貸与型奨学金を受けようと考えている場合は、奨学金に利子が発生するのかどうかを必ず確認してください。奨学金には以下の2種類がありますが、貸与型もさらに利子があるタイプとないタイプに分かれています。

借りる金額にもよりますが、返済までに長期間かかると考えると、利子がつく場合はできるだけ利子が低い奨学金を選ぶことで、返済総額を抑えることができるでしょう。

奨学金制度以外でMBAの学費を確保する方法

教育ローン

MBAの学費を確保するために、以下のような教育ローンを利用する方法があります。

どちらも利子がかかりますが、日本政策金融公庫の場合は350万円まで、所定の条件を満たせば450万円まで借りられます。金利は年1.95%です。

民間銀行の教育ローンも、社会人のMBA取得に利用できます。例えば横浜銀行の教育ローンは来店不要で、インターネットからの申込が可能です。最大で1000万円借り入れできます。金利は変動制で年0.9~2.9%です。

教育訓練給付制度

厚生労働大臣が指定するコースに対して費用の一部が支給される「教育訓練給付制度」を利用して、MBAプログラムの費用に充てることもできます。

教育ローンとは異なり、返済は不要です。MBAの場合は「専門実践教育訓練給付金」に該当する場合が多く、所定の条件を満たせば学費の最大70%が支給されます。進学先の大学が教育訓練給付制度の対象になっているか確認してみましょう。

【目的別】
オンラインでMBA取得できるビジネススクール3選

ビジネススクールを選ぶには、取得するためにご自身が何を重視しているかを考えて選択することが大切です。オンラインでMBAを取得できるスクールは多数あります。ここでは、その中からおすすめの3校をご紹介します。

グローバル活躍・転職
を目指すなら
【マサチューセッツ大学
MBAプログラム】
アビタス
アビタス公式HPのキャプチャ
引用元:アビタス公式HP
(https://www.abitus.co.jp/mba/)
国際認証の米国MBAを
完全オンラインで取得可能

アビタスは、米国マサチューセッツ大学のMBAプログラムを提供・支援しているスクールです。基礎課程は日本人講師が日本語中心に講義を行い、上級課程でも日本語のサポートテキストがあるため、英語力に不安がある方でも安心です。

現地ネットワーキング
にこだわるなら
【BOND-BBT MBA】 BOND大学
ボンド大学公式HPのキャプチャ
引用元:ボンド大学公式HP
(https://bondmba.bbt757.com/)
海外での経験を積むことが
できるオンライン受講

ボンド大学は、オーストラリアの国際認証MBAプログラムを学べるスクールです。著名コンサルタントがプログラムを提供しています。但し、オンラインだけで完結はせず、何度か現地のビジネススクールへ通学する必要があります。

国内ビジネススキル
を高めたいなら
【MBAプログラム】 グロービス経営大学院
グロービス経営大学院公式HPのキャプチャ
引用元:グロービス経営大学院公式HP
(https://mba.globis.ac.jp/)
スピード感をもって時代の
変化に応じた知識を学べる

グロービス経営大学院は、国内で多くのMBA実績を持っているスクールで、様々な業界のビジネスパーソンに選ばれています。講義の受け方は、オンラインと通学から選択できるため、ライフスタイルに合わせてMBA取得を目指せます。

〔3選の選定基準〕
  「MBA取得 オンライン」で2022年11月16日にGoogle検索して表示されたビジネススクール・大学・大学院で、「オンライン受講が可能」「卒業生のインタビューを掲載している」という条件をクリアした9校より、さらに下記条件を満たす3校を選出しました。
・アビタス、ボンド大学...国際認証を取得している全て(2件)のビジネススクール・大学。
・グロービス経営大学院...日本独自のMBA学位が取得できる4件のうち、卒業生のインタビュー掲載数が一番多い大学院。
(2022年11月16日現在)