国内のオンラインMBAプログラムでは、日本語で講義が行われることが多いため、英語力が必要ではないケースも多くあります。
テキストや論文を読みとく際には英語力が必要になる場合もありますが、日本人講師が日本語で解説を行う場合は、それほど高い英語力が要求されるわけではありません。
以上のことから、英語がほぼ不要なビジネススクールもあると考えておいてください。
国内オンラインMBAのなかには、語学スコアが必要なプログラムもあります。
たとえば、京都大学の大学院は、出願にあたってTOEFLかIELTS、もしくはTOEICのスコア提出が必須です。早稲田大学の大学院は必須ではありませんが、全日制グローバルに出願する場合は、上記の3つの英語テストのうちいずれかのスコア提出が推奨されています。
また、語学スコアではありませんが、神戸大学のMBAプログラムや一橋大学の全日制MBAプログラムでは、入学審査として英語の筆記試験が課されるのが特徴です。
TOEFL iBTは、英語圏の大学や大学院などのアカデミックな環境で使われる英語力があるかどうかを測るテストです。
4技能を測定しますが、大学レベルのテキストを読みこなしたり、講義を聞き取ったり、定められたテーマに沿った英文を書いたり話したりします。筆記形式ではなく、4技能すべてのセクションをコンピュータ上で解答します。
自然科学や社会科学など、さまざまな分野から出題されるため、受験前には入念な準備が必要です。
IELTS(International English Language Testing System)は、英語圏の大学や大学院に留学するための英語力を測る試験で、イギリスをはじめ、アメリカやオーストラリアなど多くの国で利用されています。
また、留学だけではなく、移住や就労希望者の英語力を測るテストとしても使われているのが特徴です。
GMAT(Graduate Management Admission Test)は、ビジネススクールで学ぶために必要な英語力を測る試験です。英語、数学、ライティング、総合分析能力推理の4つのセクションから成り立っていますが、数学のレベルは中学生から高校1年生程度のため、日本人は数学で満点近くのスコアを取るのが高スコアへの近道と言われています。
国内でオンラインMBAプログラムに入学すると、英語の論文やテキストを読む機会が増えるため、英文を正確に、そして素早く理解するスキルを身につける必要があります。
リーディング力を向上させるためには、語彙力を伸ばし、理解があやふやな分野についての英文法を、参考書などを使って身につけることが必要です。
そして、単語力や文法力がある程度ついたら、短い英文でも構いませんので、毎日継続して英文を読み込んでいきましょう。リーディング力は一朝一夕にして身につくものではないため、コツコツと継続することが何よりも大切です。
問題を解く方がやりやすい人は、大学院の入試問題などを使って練習するのも良いでしょう。試験の内容が経営学に関するものであることも多いため、語彙力も増えて一石二鳥です。
MBAの入試対策として行うのはもちろん、英語力全体を底上げするために、リスニング力を伸ばしていくことが大切です。
リスニング力を伸ばす方法はいくつかありますが、「精聴」「多聴」について以下で紹介します。
精聴とは、素材となる英文の意味をしっかりと理解したうえで、前置詞や冠詞を含め一言一句漏らさず聞き取っていくことです。精聴することで、英文法の知識や覚えた英単語の意味を再確認することができるため、リスニング力向上と同時に、リーディング力向上にもつながるのが特徴です。
多聴では、たくさん英語を聴くことで、イントネーションやリズムに慣れていきます。まったく理解できない英文を聞くのではなく、少なくとも半分以上は理解できるレベルの素材を選んでいきましょう。
オンラインMBAプログラムでも、英語のプレゼンテーション発表があったり、仕事で英語を話す必要があったりする場合があるため、積極的にスピーキング力を伸ばしていきましょう。
日常生活で、英語を話す機会がほとんどない場合は、オンライン英会話などを利用して外国人と積極的に話すことをオススメします。その際には、講師が使った言い回しをノートに記録するなどして、次回からは自分でも発話できるようにしていくことが大切です。
また、プレゼンテーションなどでは日常会話とは異なり、論理的に話すことが求められます。主張をしたら、必ずその主張をサポートする具体例を提示するといったパターンがあるため、話す内容を事前にまとめてスムーズに話せるように練習していきましょう。
オンラインMBAプログラムでは、課題で英語レポートを提出することもあるため、ライティング力が欠かせません。
ライティング力を伸ばすためには、もちろん書いていくことが大切ですが、書いた英文をネイティブスピーカーや英語講師に添削してもらうことが上達の秘訣です。単純なスペルミスや文法ミスはパソコンのソフトでもチェックできるでしょう。しかし、より説得力のある言い回し、あるいはより自然な言い回しにするためには、専門家やネイティブスピーカーにチェックしてもらうのが一番です。
また、課題で提出する英文レポートは、引用の仕方などをルールに沿って行う必要があります。アカデミックライティングの書き方について熟知しておくことも必要です。
ビジネススクールを選ぶには、取得するためにご自身が何を重視しているかを考えて選択することが大切です。オンラインでMBAを取得できるスクールは多数あります。ここでは、その中からおすすめの3校をご紹介します。
アビタスは、米国マサチューセッツ大学のMBAプログラムを提供・支援しているスクールです。基礎課程は日本人講師が日本語中心に講義を行い、上級課程でも日本語のサポートテキストがあるため、英語力に不安がある方でも安心です。
ボンド大学は、オーストラリアの国際認証MBAプログラムを学べるスクールです。著名コンサルタントがプログラムを提供しています。但し、オンラインだけで完結はせず、何度か現地のビジネススクールへ通学する必要があります。
グロービス経営大学院は、国内で多くのMBA実績を持っているスクールで、様々な業界のビジネスパーソンに選ばれています。講義の受け方は、オンラインと通学から選択できるため、ライフスタイルに合わせてMBA取得を目指せます。
〔3選の選定基準〕
「MBA取得 オンライン」で2022年11月16日にGoogle検索して表示されたビジネススクール・大学・大学院で、「オンライン受講が可能」「卒業生のインタビューを掲載している」という条件をクリアした9校より、さらに下記条件を満たす3校を選出しました。
・アビタス、ボンド大学...国際認証を取得している全て(2件)のビジネススクール・大学。
・グロービス経営大学院...日本独自のMBA学位が取得できる4件のうち、卒業生のインタビュー掲載数が一番多い大学院。
(2022年11月16日現在)