EMBA(Executive MBA)とは、学校によって異なりますが、15年程度以上の社会人経験がある人のみが入学できるプログラムで、日本ではエグゼクティブMBAと呼ばれることが多いです。シカゴ大学のビジネススクールでEMBAがスタートしたのをきっかけに、全世界に広がりました。
大学学部を卒業すれば、新卒でも入学可能なMBAプログラムとは異なり、社会人経験が必須とされるため、授業内容やプログラムの開講日などに特徴があります。
EMBAの最大のメリットとして、人脈形成がしやすいことが挙げられます。
プログラムに通っている生徒たちは全員現役のビジネスパーソンで、年齢的に40歳前後であれば、中間管理職の人も多いでしょう。通常では社外のネットワークを構築するのはなかなか難しいかもしれませんが、EMBAのプログラムを通じて他社の人たちと人脈を構築できます。
また、エグゼクティブMBAは土曜日など週末に開講されるケースが多いため、仕事を続けながら無理なく履修できるのもメリットと言えるでしょう。
通常のMBAとEMBAでは、入学条件が異なります。EMBAは実務経験が15年程度必要ですが、MBAは新卒あるいは数年程度の実務経験があれば入学が可能です。
EMBAでは30代後半以上の企業の中核を担う人材が入学するため、プログラム内容も通常のMBAとは異なります。社会人経験がある人が、改めて各分野の体系的知識を得られるようなカリキュラムになっています。
カリキュラム自体はEMBAとMBAで大きな違いはありません。しかしEMBAの受講生は全員実務経験が15年以上あり、企業内で役職についている人も多いため、ディスカッションの内容などが異なります。
たとえ同じケースを利用した場合でも、MBAとEMBAでは、ディスカッションで求めるラーニングゴールが異なるのです。部下を持つ中核的人材が多いEMBAでは、MBAとは異なり、より経営者に近い視点で議論することが求められるでしょう。
ビジネススクールを選ぶには、取得するためにご自身が何を重視しているかを考えて選択することが大切です。オンラインでMBAを取得できるスクールは多数あります。ここでは、その中からおすすめの3校をご紹介します。
アビタスは、米国マサチューセッツ大学のMBAプログラムを提供・支援しているスクールです。基礎課程は日本人講師が日本語中心に講義を行い、上級課程でも日本語のサポートテキストがあるため、英語力に不安がある方でも安心です。
ボンド大学は、オーストラリアの国際認証MBAプログラムを学べるスクールです。著名コンサルタントがプログラムを提供しています。但し、オンラインだけで完結はせず、何度か現地のビジネススクールへ通学する必要があります。
グロービス経営大学院は、国内で多くのMBA実績を持っているスクールで、様々な業界のビジネスパーソンに選ばれています。講義の受け方は、オンラインと通学から選択できるため、ライフスタイルに合わせてMBA取得を目指せます。
〔3選の選定基準〕
「MBA取得 オンライン」で2022年11月16日にGoogle検索して表示されたビジネススクール・大学・大学院で、「オンライン受講が可能」「卒業生のインタビューを掲載している」という条件をクリアした9校より、さらに下記条件を満たす3校を選出しました。
・アビタス、ボンド大学...国際認証を取得している全て(2件)のビジネススクール・大学。
・グロービス経営大学院...日本独自のMBA学位が取得できる4件のうち、卒業生のインタビュー掲載数が一番多い大学院。
(2022年11月16日現在)