経営戦略や財務管理、マーケティング、リーダーシップなどの知識をMBAで体系的に学ぶことで、経営者視点で物事を分析し、意思決定を行う力が養われ、経営層として活躍するためのベーススキルが身につきます。新規の不動産開発事業を企画したり、既存事業の改善を行ったり、他社との合併や買収なども戦略的に行うことができるようになるでしょう。
ビジネス環境や顧客ニーズは日々変化していますが、MBAを取得することで、効果的なマーケティング戦略を立案し、実行することができるようになるでしょう。また、少子高齢化やエネルギー効率化など、社会環境やニーズをふまえ、よりよい都市開発を行えるようになるメリットがあります。
事業全体の視点を持ち、長期的な経営戦略を立てる枠組みや理論を学ぶのが経営学です。市場分析や事業拡大の戦略を立案したり、人材管理や財務分析などを学び、スキルを身につけることで、開発やプロジェクト運営での収益性を高めることができるようになるでしょう。
現場では、プロジェクト過程で起こるさまざまな課題に直面することがあるでしょう。そのような問題に対して、体系的に分析し、最適な解決策を見つけるための問題解決能力をMBAで学んでいきます。
野村不動産では、リーダー層からマネジメント層対象の公募型・選別型研修として、MBAやMOTなどの国内留学制度を実施しています。他業種の学生ともともに学び、企業の枠を超えた成長をすることが期待されています。
さらなる海外事業の飛躍的な成長を実現させるべく、三井不動産ではさまざまなグローバル人材育成のための研修プログラムを設けています。なかでも、将来的な海外マネジメント人材の育成や人脈形成を目的としているのが、海外大学院でのMBA制度です。
不動産会社に勤めている男性の事例です。人口の減少や少子高齢化に伴い、既存の戸建て住宅や賃貸住宅の請負事業に頼ることに危機感を抱いていました。新たなビジネスモデルを生み出し、収益の柱を作るというキャリアプランを達成するには、経営スキルを高める必要があると感じ、MBA受講を決心したそうです。
MBAで学んだ「マーケティング・経営戦略基礎」のクラスのおかげで、景気変動など外部環境の変化が自社にどう影響するのかを具体的に把握できるようになりました。また、仮説を立てながら考える癖がついたことで、他部門からの問い合わせが入っても検討事項を洗い出し、スピーディに解決策をアウトプットできるようになったそうです。
不動産業界での勤務を続けながらMBAを取得するなら、時間や場所の制約が少ないオンラインMBAがおすすめです。オンライン受講であっても、多様なバックグラウンドを持つ受講生と交流でき、最新の情報を得ることができます。
ビジネススクールを選ぶには、取得するためにご自身が何を重視しているかを考えて選択することが大切です。オンラインでMBAを取得できるスクールは多数あります。ここでは、その中からおすすめの3校をご紹介します。
アビタスは、米国マサチューセッツ大学のMBAプログラムを提供・支援しているスクールです。基礎課程は日本人講師が日本語中心に講義を行い、上級課程でも日本語のサポートテキストがあるため、英語力に不安がある方でも安心です。
ボンド大学は、オーストラリアの国際認証MBAプログラムを学べるスクールです。著名コンサルタントがプログラムを提供しています。但し、オンラインだけで完結はせず、何度か現地のビジネススクールへ通学する必要があります。
グロービス経営大学院は、国内で多くのMBA実績を持っているスクールで、様々な業界のビジネスパーソンに選ばれています。講義の受け方は、オンラインと通学から選択できるため、ライフスタイルに合わせてMBA取得を目指せます。
〔3選の選定基準〕
「MBA取得 オンライン」で2022年11月16日にGoogle検索して表示されたビジネススクール・大学・大学院で、「オンライン受講が可能」「卒業生のインタビューを掲載している」という条件をクリアした9校より、さらに下記条件を満たす3校を選出しました。
・アビタス、ボンド大学...国際認証を取得している全て(2件)のビジネススクール・大学。
・グロービス経営大学院...日本独自のMBA学位が取得できる4件のうち、卒業生のインタビュー掲載数が一番多い大学院。
(2022年11月16日現在)