MBAはすぐに取得できるものではありません。スムーズに講義を履修したとしても、年単位といった期間を要します。とくに働きながらともなると、並大抵ではない時間がかかると言います。ここでは、働きながら受講しやすいオンラインでMBAを取得する際の時間や期間について詳しく解説していきます。
MBA取得にかかる期間は、だいたい2年を目安にしておきましょう。2023年に入学した場合、MBA取得・卒業は2025年頃が一つの目安となります。なお、各スクールのカリキュラムや取得単位によって異なりますので、ご注意を。例えばアビタスで受講した場合、最短1年10ヶ月でMBA取得が可能です。
ほとんどのスクールは2年を標準期間としていますが、スクールによっては2年以上の在籍が可能です。例えばグロービス経営大学院の場合、標準で2年、最大で5年まで在籍できます。もし2年間で取得できなかった場合でも、在籍している限りはMBAの取得を目指すことが可能です。学習時間を確保できるのであれば、2年にこだわる必要はありません。
ちなみに、実際にMBAを取得した役員・経営者101名を対象に行ったアンケート調査では、MBAを取得するまでにかかった期間として 2年(47人/46.5%)が最多ながら、5年以上(10人/9.9%)と回答した方も1割近くいました。もちろん学習の進め方は自身の事情に合わせて考えるべきですが、具体的に何年でMBAを取得したいのか、希望に合わせてしっかりと計画を立てておく事が重要です。
オンラインでMBA取得を目指す場合、1週間あたり20時間程度の学習時間を確保しておきましょう。週5日講義に出るのであれば1日4時間、休日もフル活用する場合は1日3時間程度が一つの目安です。ただし、こちらもビジネススクールによって目安となる時間が若干前後します。
アビタスの場合、1週間あたり20時間(基礎課程を2科目同時に履修した場合)を目安にしています。平日は夜間に予習や復習、課題作成を行い、休日に講義を受けるスケジュールです。この場合は休日に講義が集中するため、平日はこれまでとほぼ同じように過ごせます。
グロービス経営大学院の場合なら、1週間の学習時間は1科目受講で18時間、2科目受講で24.5時間を目安にしています。休日や夜間に講義を受け、スキマ時間に予習や復習、勉強会などを行うスケジュールです。プライベートの時間も確保しつつ、メリハリの付いたスケジュールを提案しています。
働きながらMBAを取得する際の問題点は学習時間の捻出や確保ではないでしょうか。忙しいビジネスパーソンが学習時間を確保するためには、夜間や休日の時間を活用する必要がありそうです。また休憩時間も利用し、1日3~4時間ほどを捻出しましょう。
このような点を踏まえると、MBA取得のための学習時間を確保するには、家族の理解を得ることが大切です。スケジュールをしっかり立てるとともに、勉強に集中できるよう配慮をお願いしましょう。働きながらMBA取得を目指す方は、上司にも理解を得る必要があります。
なお、ビジネススクールへ入学する前に、経営学などについて事前学習しておくのもおすすめです。MBA取得中の学習時間を減らせるため、仕事やプライベートと両立させやすくなると言います。
MBA取得のために休職・退職するといった手段もありますが、生活費の工面が必要になります。求職・退職を検討する際は、会社や上司としっかり話し合いましょう。
海外MBA、日本MBA?国際認証は?完全オンライン、一部オンライン?MBA取得と言っても提供されている内容はスクールごとに様々です。そこで目的別にMBAを取得できるビジネススクール3校をご紹介。これから取得を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
ビジネススクールを選ぶには、取得するためにご自身が何を重視しているかを考えて選択することが大切です。オンラインでMBAを取得できるスクールは多数あります。ここでは、その中からおすすめの3校をご紹介します。
アビタスは、米国マサチューセッツ大学のMBAプログラムを提供・支援しているスクールです。基礎課程は日本人講師が日本語中心に講義を行い、上級課程でも日本語のサポートテキストがあるため、英語力に不安がある方でも安心です。
ボンド大学は、オーストラリアの国際認証MBAプログラムを学べるスクールです。著名コンサルタントがプログラムを提供しています。但し、オンラインだけで完結はせず、何度か現地のビジネススクールへ通学する必要があります。
グロービス経営大学院は、国内で多くのMBA実績を持っているスクールで、様々な業界のビジネスパーソンに選ばれています。講義の受け方は、オンラインと通学から選択できるため、ライフスタイルに合わせてMBA取得を目指せます。
〔3選の選定基準〕
「MBA取得 オンライン」で2022年11月16日にGoogle検索して表示されたビジネススクール・大学・大学院で、「オンライン受講が可能」「卒業生のインタビューを掲載している」という条件をクリアした9校より、さらに下記条件を満たす3校を選出しました。
・アビタス、ボンド大学...国際認証を取得している全て(2件)のビジネススクール・大学。
・グロービス経営大学院...日本独自のMBA学位が取得できる4件のうち、卒業生のインタビュー掲載数が一番多い大学院。
(2022年11月16日現在)