海外のビジネススクールへ留学するケースよりも費用が安く済み、仕事や家庭との両立も図れるなど、様々なメリットのあるオンラインでのMBA取得。しかしながら、オンライン特有のデメリットもあるようです。メリットだけではなく、デメリットもしっかり理解した上で始めることで、できる対策もありますので、オンラインでMBA取得を目指すデメリットについて詳しく見ていきましょう。
オンラインでMBA取得を目指す場合、学習時間を捻出しづらくなる点がデメリット。特に仕事をしながらMBA取得を目指す方や家庭を持っている方は、負担が増えてしまうことに注意が必要です。相応の覚悟を持って入学する必要があります。
休職・退職してビジネススクールへ通ったり、留学したりする場合、学習時間をしっかり確保でき、集中的に学ぶことも可能です。しかし、オンラインで仕事や家庭と両立させつつMBA取得を目指す場合、日中は学習時間の確保が難しくなります。スキマ時間や夜間を活用するか、休日にまとめて学習するなど、上手な時間の活用が肝になるでしょう。
オンラインMBAは自宅学習が基本となるため、ビジネススクールといった施設を利用することができません。対面の講義であれば、キャンパスなどの施設を利用できるものの、オンラインではそれができなくなります。もしスクールでイベントが開催されたとしても、参加自体が難しいといえるでしょう。
反対に施設にこだわらない、もしくは利用する気がない方は、オンラインMBAが適しています。学習時間の確保や環境が整えられるなら、大きなデメリットにはならないでしょう。
オンラインでのMBA取得は、ネットワークを通じて多くの人と交流できる反面、クラスメイトの刺激を受けづらい点がデメリットとなります。オンラインでもディスカッションはできますが、相手の仕草や表情を読み取ったり、振る舞いを確認したりすることが困難。本質的なコミュニケーションが取りづらいため、本音での意見交換も難しいといえます。もしクラスメイトから刺激を受けたいなら、食事などのイベントを企画し、オフで話し合える機会を設けると良いでしょう。
モチベーション維持が難しいこともオンラインMBAのデメリットです。通学であれば、クラスメイトと直接意見交換ができたり、その場でさまざまな情報をインプットできたりするなど、切磋琢磨できる環境が整っています。さらに講義中についても独特の緊張感がありますので、自身のモチベーションも高めやすいはず。
一方、オンラインでMBA取得を目指す場合、自分自身との戦いになる傾向があります。クラスメイトと意見交換できる機会が限られるため、刺激も受けづらいでしょう。ディスカッションも通学に比べて緊張感がないため、モチベーションを維持する工夫が求められます。
このサイトでは、オンラインだけで取得できるビジネススクール、対面もあるけれど海外のMBAプログラムが受けられるところ、日本での卒業生が多いところなど、こだわり別でMBAを取得できるスクールを選出してみました。これからMBA取得を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ビジネススクールを選ぶには、取得するためにご自身が何を重視しているかを考えて選択することが大切です。オンラインでMBAを取得できるスクールは多数あります。ここでは、その中からおすすめの3校をご紹介します。
アビタスは、米国マサチューセッツ大学のMBAプログラムを提供・支援しているスクールです。基礎課程は日本人講師が日本語中心に講義を行い、上級課程でも日本語のサポートテキストがあるため、英語力に不安がある方でも安心です。
ボンド大学は、オーストラリアの国際認証MBAプログラムを学べるスクールです。著名コンサルタントがプログラムを提供しています。但し、オンラインだけで完結はせず、何度か現地のビジネススクールへ通学する必要があります。
グロービス経営大学院は、国内で多くのMBA実績を持っているスクールで、様々な業界のビジネスパーソンに選ばれています。講義の受け方は、オンラインと通学から選択できるため、ライフスタイルに合わせてMBA取得を目指せます。
〔3選の選定基準〕
「MBA取得 オンライン」で2022年11月16日にGoogle検索して表示されたビジネススクール・大学・大学院で、「オンライン受講が可能」「卒業生のインタビューを掲載している」という条件をクリアした9校より、さらに下記条件を満たす3校を選出しました。
・アビタス、ボンド大学...国際認証を取得している全て(2件)のビジネススクール・大学。
・グロービス経営大学院...日本独自のMBA学位が取得できる4件のうち、卒業生のインタビュー掲載数が一番多い大学院。
(2022年11月16日現在)